2018年1月27日(土)

▼岡田克也衆院議員が、民進党幹事長がテレビ番組収録で述べた分党の可能性について批判した。無所属で選挙に臨み、当選後は「無所属の会」を設立して代表に納まりながら民進党の党籍は残したままで、党常任顧問も務める。分かりにくい、そんな立場からの苦言なのだろうが、前原誠司前代表が希望の党合流を表明した時は特に発言しなかった。二度と失敗はしたくないということか

▼それにしても、なかなかに辛らつな物言いである。「理解できない。本来、党をしっかりまとめなければならない執行部が言う話ではない。幹事長が言っているならば、たださないといけない」。大塚耕平代表も分党はあり得るとの認識を示しているのだから、あからさまな執行部批判だが、「常任顧問になり、新しい執行部をしっかり支えていきたい」という就任時の決意と、どう整合するのか

▼前原前代表は「民進党のままで戦っていたらもっとひどいことになった」として、希望の党との合流方針を正当化している。そんな前原前代表を非難する前連合会長も、その心情には理解を示す。枝野幸男立憲民主党代表も全員合流が本当ならと受け入れている。岡田氏を含め、当時の幹部も同じだったのではないか

▼希望の党との統一会派を否定された若い新執行部が、分党を意識したとしても、それほど非難されることでもあるまい。要は、野党がどう結集するかが目標という大塚代表の気持ちも、一度は民進党解体を覚悟した立場としては、分からなくはない。「しっかり支える」とはどういうことか。岡田氏の真意が問われている。