「月1万500円以上賃上げ」 連合三重が春闘目標

【記者会見で春闘の目標を発表する吉川会長=三重県庁で】

連合三重は24日、来月から始まる春闘の目標を「月例賃金で1万500円以上の引き上げ」と設定したと発表した。3年連続で同じ引き上げ幅。2月9日に津駅東口で春闘の開始を宣言する。

引き上げ幅の内訳は、賃金カーブの維持分が4500円、賃上げの目標が6千円以上。35歳で勤続17年のモデルケースでは、前年より2万8千円増の28万6千円以上を目安としている。

県内企業の賃金を調べた上で目標を設定した。昨年の春闘は、連合三重に加盟する163組合(3万7256人)が平均で8508円を要求。引き上げ幅の平均は5704円(2・10%)だった。

このほか、長時間労働の是正▽職場の均等待遇▽ワーク・ライフ・バランス社会の実現▽人に投資する「人財育成」と教育訓練の充実▽法令で努力義務となっているストレスチェックなどの実施―も掲げる。

スローガンは「すべての労働者の立場にたって働き方を見直そう!」「底上げ・底支え、格差是正でクラシノソコアゲ!」。昨年は「長時間労働の撲滅」を掲げたが、今年は「働き方の見直し」を加えた。

吉川秀治会長は24日の記者会見で「政府が企業に賃上げを要請する官製春闘の色合いが強いことに違和感を感じる。大企業ばかりが賃金を上げれば、しわ寄せが中小企業に及ぶ」と指摘した。

その上で「春闘の目標は非常に高いハードルだと思っているが、膝をつき合わせて話し合う労使交渉を通じて実現させたい。中小企業が大企業の割を食うことがないよう努力する」と述べた。