三重中公会 「変化に乗れるかが勝負」 日本政策金融公庫が講演会

【講演する渋谷氏=津市羽所町のホテルグリーンパーク津で】

日本政策金融公庫津支店は三重県内の経営者が交流する「三重中公会」の新年例会を開いた。経済ジャーナリストの渋谷和宏氏が経営者約70人を前に「これからのビジネスリーダーの条件」と題して講演し、「変化に乗れるか乗れないかで勝負が分かれる」と訴えた。

渋谷氏は平成25年以降の消費動向について「約810万人の団塊の世代が大量に引退し、消費の牽引役になった」と指摘。「強力な購買力を持った人がいると、他の年齢層の消費行動に影響を与える。シニアの消費が若い人にも影響を与えている」とした。

その上で「シニア向けの健康番組が増え、若い人も啓蒙された。健康は誰にとっても大事な価値」と説明。この変化で明暗を分けた事例として「ファストフード店が一斉に健康志向のメニューを充実させる中、日本マクドナルドは変化の対応に遅れた」と紹介した。

渋谷氏は「慣性の法則に任せた経営はリスクになる可能性がある。変化に乗れるか乗れないかで勝負が分かれる時代がやってきた」と強調。「変化に対応できるビジネスリーダーは従業員の話を『聴く力』があり、問題意識を持って事業を検証している」と述べた。