多気町長選 久保氏が無投票3選 継続事業仕上げる 三重

【3選を果たし、孫から花束を受け取った久保氏(右)=多気町五佐奈の選挙事務所で】

【多気郡】任期満了(2月4日)に伴う三重県の多気町長選は23日、告示され、無所属現職の久保行央氏(70)=津留=が無投票で3選を果たした。

久保氏は同町五佐奈の選挙事務所で孫から花束をもらい、万歳三唱して喜んだ。「無投票には、継続事業をしっかり仕上げてほしいという町民の期待感があったと思う」と述べ、「多くの市町と連携、協調しながら、中南勢の発展につなげていきたい。久保に任せて良かったなと4年後に聞こえてくるようにしたい」と抱負を語った。

「ええ町づくり」をスローガンとし、3期目公約として①企業誘致②子育て支援③6次産業化の促進④多気中学校の新校舎建設⑤複合リゾート施設への連結インター設置ーを掲げている。

県町村会会長の谷口友見大紀町長や中井幸充明和町長、尾上武義大台町長、西場信行、濱井初男両県議ら約百人が祝った。

久保氏は旧多気町助役。町議を経て、5人が乱立した平成22年の町長選で初当選し、無投票で再選した。
 
■「食」の取り組みに期待
現職の久保行央氏が前回に続く無投票で3選を決めた。平成32年開業予定の滞在型複合施設「アクアイグニス多気(仮称)」の波及効果を上げる取り組みや、工業団地「多気クリスタルタウン」への企業誘致が課題に挙がる。

アクアイグニス多気は、リゾート運営のアクアイグニスやイオンタウン、ロート製薬などが伊勢道の勢和多気インターチェンジ近くに計画。7年操業の液晶パネル製造シャープ三重工場に次ぐ大型進出となる。「食」を主要施策にしている同町として特産品の伊勢芋や前川次郎柿、松阪牛など農畜産の振興につなげたい考え。

久保氏は「いかにバランスよく取り組んでいくかが最大の課題」と語る。2期の経験を生かした町政運営が求められる。