松阪でアイヌ工芸作品展 武四郎生誕200年を記念 三重

【竹内さん(中央)らのアイヌ工芸作品展=松阪市外五曲町の市文化財センターで】

【松阪】三重県松阪市出身の北海道の名付け親、松浦武四郎の生誕200年を記念したアイヌ工芸作品展が18日、松阪市外五曲町の市文化財センター第3ギャラリーで始まった。入場無料。会期は21日まで。

札幌、釧路両市に住むアイヌ工芸作家の竹内あけみさん、内山藤子さん、結城志穂さんが主催。幕末にアイヌの協力を得ながら蝦夷地を探検し、アイヌへの迫害を告発した武四郎の生誕200年にちなみ、生誕記念事業のプレイベントとして開いた。

3人が制作したアイヌ文様の刺しゅうが入った民族衣装や、ガマで編んでクルミで染めた花ござなど約百点を出品。儀礼で用いる酒器「シントコ」を会場に飾り、アイヌ文化や武四郎関係の映像を上映している。制作実演や刺しゅうの講習も開催。

札幌市北区の竹内さん(59)は「松阪へは武四郎まつりで訪れて以来2回目。衣装はほとんど松阪木綿で作っている。地道な作業。自然と共生するアイヌ文化を次の世代につなげたい」と話していた。