伊勢市が子ども子育て会議 教育支援の訪問事業件数 目標の倍以上、77件に 三重

【子育て支援について話し合う「伊勢市子ども子育て会議」の委員ら=同市楠部町で】

【伊勢】三重県伊勢市は18日、同市楠部町の市防災センターで子ども子育て会議を開き、本年度事業計画の実績見込みを報告した。昨年度までは対象に含めていなかった産後鬱(うつ)の人を訪問対象に加えたため、子どもの養育に不安を覚える世帯を対象とした支援訪問事業件数が目標の30件を上回り、昨年11月末現在で77件に達した。

市によると、対象者は主に未就学児を育てる世帯。子の障害や親の精神疾患、一人親など、本人たちだけでは育児が難しいと判断される世帯に保育士や看護士、助産師、栄養士が出向き、相談を受けたり育児を手伝ったりする。

市は本年度から、母親などに産後鬱の疑いがある世帯を訪問対象に追加。国が乳幼児への虐待防止対策の一環として、産後鬱対策に力を入れる方針を示したことによる。昨年度の訪問件数は約30件。本年度は昨年11月末現在で倍以上の世帯を訪問している。

ただ、市は来年度、相談体制を強化する考えはない。現在の約20人体制でまかなえると判断した。担当者は「産後鬱の方の対策には引き続き力を入れたい」と話している。