松阪 武四郎、古銭コレクターの一面も 記念館で講演 三重

【128回目の武四郎講座=松阪市小野江町の松浦武四郎記念館で】

【松阪】松浦武四郎記念館は14日、三重県松阪市小野江町の同館で第128回武四郎講座を開いた。山本命主任学芸員が「武四郎の古銭収集」と題して講演し、北海道の名付け親で同市出身の武四郎が著名な古銭コレクターとして知られていたと紹介した。約50人が聞き入った。

山本学芸員は「武四郎は当時の古銭収集番付では別格扱い。コレクターは集めている時が一番楽しくて、全部集めたら冷めてしまうようで、大蔵省にごっそり寄贈している」と語った。「新聞記事では長持ち3つ分を献納して大蔵卿の大隈重信にお披露目し、省内は一日中お祭り騒ぎと書いてある」と述べた。古銭の所在は行方不明で、東京・日本橋の日本銀行貨幣博物館に調査を依頼している。

また、「松阪市の豪商屋敷、長谷川家の所蔵品の調査で、武四郎が古銭の拓本を取ってぺたぺた貼り付け、チョウの群れに見立て、和歌を添えた掛け軸が見つかった」と説明した。

一方、千代田区役所から武四郎が住んでいた湯島天神と上野駅の間の場所に看板を立てると連絡があったと報告し、「新しい名所になる」と話した。