尾鷲 ヤーヤ祭りの成功祈る 祷屋開きと巻きわら結い 三重

【巻きわらに弓を放つ内山君=尾鷲市天満浦で】

【尾鷲】尾鷲神社(三重県尾鷲市北浦町)の奇祭「ヤーヤ祭り」が2月1日に開かれるのを前に7日、神を迎え祭りの準備を知らせる祷屋(とうや)開きがあり、「巻きわら結い」神事で祭りの成功を祈願した。

神事は祭りの当番町である祷務町(とうむちょう)は、旧町の天満町、知古町、向井町で営まれた。祷務町では、各町から一人ずつ祭りの最終日に同神社で弓を放ち、大漁や豊作を祈願する「大弓の儀」の弓射(ゆみゆい)を務める。

一番祷の天満町では水産会社加工場跡で祷屋開きがあり、氏子らが120束のわらで制作した巻きわらにご幣を立てて祭壇に置き、神酒や野菜などを供えて準備した。

同神社の加藤守朗宮司が祝詞を上げた後、加藤宮司と弓射を務める宮之上小六年内山聖那(せな)君(12)が巻きわらに弓を打ち込み、祭りの成功を祈った。

内山君は「たくさん練習して本番は真ん中に弓を放てるように頑張りたい」と意気込みを語った。世話役をする祷人の世古治さん(57)は「神事を終え、祭りに向けて気が引き締まってきた」と語った。

加藤宮司は「皆で楽しみながら盛大に行ってもらいたい」と話した。

祭りは300年以上前から続くとされ、「ヤーヤ」は合戦時に武士が発した「やーやー我こそは」の掛け声に由来すると伝わる。