三重県知事が年頭会見で抱負 県の新たな時代描く

【年頭の記者会見で抱負を述べる鈴木知事=三重県庁で】

鈴木英敬三重県知事は5日、県庁で年頭の記者会見に臨み、「県の新たな時代を描く未来志向の一年にしたい」と今年の抱負を述べた。防災減災対策やスポーツの競技力向上に取り組むと強調。後継者不足に悩む事業所を支援する「事業承継支援指針」を策定することも明らかにした。また、スポーツ選手の指導者育成に向けて、今年中にも設置する予定の三重コーチアカデミー(仮称)については「なるべく早期にしたい」と語った。

鈴木知事は今年を「一年を通して平成の元号が用いられる最後の年。理想の世の中が示されるタイミング」と説明。「県庁は厳しい財政状況でも、あきらめたり、泣き言を言ったり、萎縮したりせず、県の新たな時代を描く未来志向の一年にしたい」と述べた。

今年は「スポーツイヤー2年目」に当たるとし、全国高校総体(インターハイ)やボッチャの国際大会、東京オリンピック・パラリンピックのフラッグツアーが県内で開かれると説明。「オール県庁でスポーツイヤーを盛り上げたい」と語った。

三重コーチアカデミーは、県が三重とこわか国体の目標に掲げる天皇杯獲得に向けて、前年の鹿児島国体でシード権を獲得できるように設置すると説明。設立の時期については「予算との関係があるので明確には言えないが、なるべく早期にやりたい」と述べた。

後継者不足に悩む中小企業の事業承継に取り組む考えも示した。県内の経営者らに事業継承を巡る課題などを尋ねるアンケートを実施した上で、年度内にも事業承継支援方針を策定する。昨年9月に発足させた官民のネットワークと協力して支援を進める。

このほか、鈴木知事は自身にとって今年は通産省に入ってから20年、経済産業省を辞めてから10年の節目に当たると説明。「平成30年度は2期目の知事任期が最終年度となる。新たな気持ちで果敢にチャレンジしたいと考えている」と述べた。