熊野古道来訪者数2年連続で減少 ツアー減少、熊目撃で

 東紀州地域振興公社は27日、平成28年中の熊野古道来訪者数(推計値)を発表した。前年と比べて7%減の32万7534人で、世界遺産登録10周年を迎えた平成26年をピークに、2年連続で減少した。

 公社によると、世界遺産登録10周年記念イベントを実施した26年以降、30万人以上の高水準が続くが、年々来訪者が減っている。旅行会社が主催するツアーの減少に加え、熊野古道周辺で熊の目撃情報が、前年の3倍にあたる16件あったことが響いた。

 峠別では、来訪者全体の54%にあたる17万7488人が浜街道・花の窟を利用した。石畳が続く人気スポットの馬越峠は、付近の天狗倉山にスズメバチの巣があったことで客足が遠のき、来訪者は前年比4割減の2万8659人にとどまった。