花火制作が最盛期 熊野、大会シーズン向け

 熊野市有馬町の和田煙火店(和田憲明社長)で7、8月に開催する花火大会に向けた打ち上げ花火制作が最盛期を迎えている。

 同店では2.5号(直径7.5㌢)から一尺玉(同30㌢)の8種類の花火を制作している。花火制作は昨年9月から始まり花火大会シーズンが始まる6月末までに約1万発制作する。

 同店で制作された花火は南伊勢町から和歌山県串本町まで約30カ所で打ち上げられる。

 25日は天候に恵まれ、3代目の和田社長(51)らが作業場で花火作りに取り組んだ。和田社長は「星」と呼ばれる配合した火薬を半球の容器にバランス良く並べて詰めると容器を合わせて球状にした。

 別の作業場では従業員が球状の容器にクラフト紙を何枚も重ねて貼った後、天日干しした。クラフト紙を貼り、天日干しする作業を何度も繰り返し、1つの玉を作るのに約2カ月かかるという。

 8月に同市で開催予定の熊野大花火大会では、鬼ケ城に花火を置き自爆させる「鬼ケ城大仕掛け」や7色の花を咲かせる「彩色千輪」などを打ち上げる予定。

 和田社長は「作業は順調だが、天候を気にしながら進めていきたい」と話していた。