年内の大麻栽培を断念 伊勢麻振興協、種まき間に合わず

 神事に使う大麻の三重県内栽培を目指している一般社団法人「伊勢麻振興協会」は24日、県が不許可の決定を出した県内での大麻栽培について、今春にも予定していた再申請をしないと発表した。

 協会によると、再申請が種まきの時季に当たる5月中旬に間に合わない見通しとなったため。申請から決定までに20日ほどを要することや、栽培期間が1回の許可につき1年間に限られることも考慮した。

 一方、協会は来年の栽培シーズンに向けて再申請する方針。協会の理事で皇學館大教授の新田均氏は「県は協会の相談に誠実な対応をしている。大麻の栽培に許可を求める姿勢に変わりはない」と話している。

 県は1月、「県内で大麻を栽培する合理的必要性は認められない」などとして、協会が昨年11月に提出した申請を不許可とする決定を出した。これに対し、協会は再申請に向けて県との協議を進めていた。