新酒「神都の祈り」披露 皇大と明和町が協力 旭酒造と伊勢萬

【鏡割りで新酒の完成を祝う佐古理事長(右から3人目)や中井町長(右端)ら=明和町山大淀で】

【鏡割りで新酒の完成を祝う佐古理事長(右から3人目)や中井町長(右端)ら=明和町山大淀で】

 皇學館大学(伊勢市神田久志本町)と明和町、旭酒造(同町山大淀)、伊勢萬(本社、伊勢市小俣町)が協力する産学官連携事業で、日本酒「神都の祈り」が完成した。二十日、旭酒造で披露式があり、中井幸充町長や同大の佐古一洌理事長ら関係者約五十人で祝った。

 事業は昨年四月に開始。いずれも県が開発した酒米「神の穂」や酵母「MK3」のほか、地元の伏流水を使うなど地産にこだわっている。学生は田植えや稲刈りなどを手伝い、町は国の地方創生加速化交付金二千万円を活用した。

 酒造りには、地元の旭酒造と伊勢萬が協力。旭酒造は「神都の祈り 斎王」、伊勢萬は「神都の祈り 御裳濯川(みもすそがわ)」を醸造した。いずれも精米歩合50%の純米吟醸酒。御裳濯川は五十鈴川の別名という。生産量は共に七百ミリリットル瓶で斎王が約千百本、御裳濯川が千本。

 この日の式典では、同大神道学科の学生らが神事を執り行った。中井町長は「二つの酒を町の新たな特産品として売り込みたい」とあいさつ。最後に鏡割りで新酒の完成を祝った。

 同大によると、酒は四月以降、大学などで販売する。学生が販路の開拓にも携わる予定。

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