明和町 宮殿取り囲む板塀跡発見 斎宮跡、25日に説明会

【奈良時代の斎王宮殿を取り囲む板塀の柱列跡(斎宮歴史博物館提供)】

【奈良時代の斎王宮殿を取り囲む板塀の柱列跡(斎宮歴史博物館提供)】

【多気郡】斎宮歴史博物館(明和町竹川)は二十一日、初期斎宮を解明する同館南側での史跡斎宮跡第百八十九次調査の結果を発表した。奈良時代(約千三百年前)の斎王宮殿を取り囲む板塀とみられる柱列跡を発見した。二十五日の午前十時、十一時、午後一、二時の計四回、現地説明会を開く。参加無料。

 現場は近鉄線路北側。南北四本、東西三本の柱穴が直角に交わっていた。過去の調査と合わせ、奈良時代の斎宮の中枢区画は南北五十六メートル、東西四十八メートルと判明した。東側では別の区画をつくると考えられる柱列の穴が南北に並んでいた。

 同館は「聖武天皇の娘、井上内親王など奈良時代の斎王の宮殿を厳重に囲むためのものだったと考えられる」としている。

 発掘調査速報展示「初期斎宮〜その成果と展望〜」(五月七日まで、一般三百四十円)を同館で開催中。三月三日までの平日、発掘調査現場を無料公開している。

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