「受験巡り母と口論」 殺害容疑の長男供述 四日市

【男子生徒を乗せて津地検四日市支部に向かう車両=四日市市の四日市南署で】

【男子生徒を乗せて津地検四日市支部に向かう車両=四日市市の四日市南署で】

【四日市】四日市市の住宅で女性(47)が刃物で刺されて殺害された後、遺体を遺棄された殺人・死体遺棄事件で、容疑者として逮捕された女性の長男で高校三年の男子生徒(18)が、「受験を巡り母親と口論になり、ナイフで刺した」と供述していることが十六日、捜査関係者への取材などから分かった。四日市北署は同日、男子生徒の身柄を津地検四日市支部に送検した。

 捜査関係者によると、男子生徒は十四日朝、朝食のため二階自室から一階リビングに降りたが、そこにいた母親と受験に向けた姿勢や進路について小言を言われ、口論となったという。男子生徒は朝食を持って一度は自室に戻ったが、昼すぎになって昼食のために再びリビングへ。ここで再度小言を言われて口論となり、激高してすぐ隣の台所で包丁(刃渡り約十二センチ)を持ち出したとみられる。

 男子生徒は母親を殺害した後、床との間にカーペットなどを挟んで遺体を引きずって運び、廊下から玄関を経て、庭先のプレハブ倉庫内に隠したとみられる。同署などはこれまでに、凶器とみられる包丁一本と殴るのに使ったとみられる鈍器数点、血の付いた衣服やタオル、布団など数十点を押収した。

 遺体には致命傷となった刺し傷のほか、後頭部に頭皮がめくれ上がったような打撃痕、首にタオル様の布で圧迫したような跡が見つかっている。男子生徒は調べに対し、「頭を殴って首も絞めた」とも供述しており、強い殺意を持って衝動的に犯行に及んだ可能性が高いとみて慎重に調べを進めている。

おすすめ記事