白子高校剣道部、古豪復活へ アベックで全国大会出場

【剣道部専用の武道場で練習する白子高校の選手ら=鈴鹿市白子で】

【剣道部専用の武道場で練習する白子高校の選手ら=鈴鹿市白子で】

 3月26日に愛知県春日井市で開幕する第26回全国高校剣道選抜大会(全日本剣道連盟など主催)の男女団体戦に、県立白子高校(鈴鹿市白子)が出場する。1月の県高校新人大会で女子は優勝、男子は準優勝して出場権を獲得した。約40年前まで男女とも県大会で上位を占めていたがここ数年は低迷。今年26回を数える同大会への出場は男女通じて初。団体戦での全国アベック出場も初めてだ。関係者からは古豪復活を期待する声が上がる。

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 女子は初戦から決勝までトーナメント形式で対戦。ベスト4決めで前年度優勝校の三重、決勝で昨年11月の県高校秋季大会優勝の鈴鹿を退けて初優勝を果たした。選手らは「チームワーク、団結力の勝利」と声をそろえる。

 鈴鹿戦は、先鋒戦、中堅戦で引き分けに持ち込むと次鋒の舩木理沙選手(2年)、副将の種田美月選手(2年)が勝ち星を奪った。試合終盤に胴を打ち込み、一本勝ちした種田選手は「粘って、最後に取ることが出来た」。これまで一度も勝てなかった相手を下しての優勝に、試合後は涙を流して喜びあったという。

 男子はトーナメント戦で上位4校を決めた後、リーグ戦で優勝を争った。昨年夏の全国高校総体(インターハイ)で男子県代表の三重がベスト16に入ったため、全国選抜の県男子出場校が例年の1校から2校に増えたためだ。

 決勝リーグでは三重に敗れ、津西と引き分けたが、秋季大会準決勝で敗れた皇學館に勝ち、三重に次ぐ2位に滑り込んだ。皇學館戦で勝ち星を挙げた副将の齊藤爽汰選手(2年)は「秋季大会は自分で負けた。優勝できなかったことは悔しいが皇學館戦で取り返せたことは良かった」と振り返った。

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 昭和42年の県高校総体で男子団体優勝。同46、50年の同大会で女子団体優勝を果たすなど約40年前まで男女で県大会で活躍していた同校。ただここ数年はなかなか上位に勝ち上がれず、平成24年の県高校総体女子団体で優勝する以外は目立った成績を残せずに来た。

 転機は平成26年春。選手として国体、全国教職員大会などで活躍。指導者として前任校の津西などで全国大会出場経験を持つ現監督の玉置亮教諭(52)が同校に異動し、男女の剣道経験者が入学するようになった。

 剣道部員の出身中は地元だけでなく桑名市、伊賀市など広範囲に及ぶ。三雲中出身の黒川敦史選手(2年)は「いいメンバーが集まると知って、みんなで全国を目指したいと思った」と入学を決めた理由を話った。

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 初陣の全国高校選抜の目標は1つでも多く勝って上位を目指すことだ。以前から関東、九州などで遠征を行い実戦経験を積んできた。男子団体戦でポイントゲッターの役割が期待される先鋒の藤田秀志選手(2年)は「みんなの思いも背負っている。悔いが残らないよう1戦1戦頑張る」。

 日ごろ活動をサポートしてくれるOB、学校関係者にも勝利を届けたい。「部活動などが盛ん。活気ある校内の雰囲気が刺激になっている」と感謝する玉置教諭は「今度は剣道部の活躍が周囲の励みになれば」と話している。

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