お伊勢さん菓子博まで100日 巨大工芸菓子、一部披露

【シンボル展示の巨大工芸菓子の一部を披露する濱田委員長(左)と早川さん=伊勢市宇治中之切町で】

【シンボル展示の巨大工芸菓子の一部を披露する濱田委員長(左)と早川さん=伊勢市宇治中之切町で】

【伊勢】全国の工芸菓子が集まる菓子大博覧会・三重(お伊勢さん菓子博)の開催百日前となった十一日、伊勢市宇治中之切町の神宮会館で記念イベントがあり、実行委の濱田典保委員長が概要を説明した。歌川広重の浮世絵「伊勢参宮 宮川の渡し」をモチーフにした巨大工芸菓子の一部を披露した。

 菓子博は四月二十一日から五月十四日までの二十四日間、同市朝熊町の県営サンアリーナを主会場に開催する。明治四十四年に始まり、約一世紀の歴史がある。四年に一度の頻度で開き、県内では初めて。六十万人の来場を目指し、総事業費は約十五億五千万円。経済効果は約百三十億円を見込む。

 会場は複数のブースに分かれ、巨大工芸菓子は「お菓子のテーマ館」に展示する。県菓子工業組合青年部が中心となり、約百人が六万輪の桜、十万本の松葉、江戸時代の建物、参宮客などを作っている。

 この日のイベントでは、会場に巨大工芸菓子を形作る桜や松、建物、人を展示。製作責任者で菓子工業組合青年部長の早川賢さん(45)は七割方完成していると話し、「職人の技術を結集した作品なのでぜひ見に来てほしい。子どもたちに菓子作りの魅力を伝えたい」と呼び掛けた。

 菓子博の会場には過去最多となる百四十七品の工芸菓子や各地の名菓二千五百点を並べ、菓子の歴史などを紹介。食事ブースもある。

 濱田委員長は前売り券の販売状況について「昨年末で二十八万枚ほど。当初の予想より少ない」と報告し、巻き返しが必要と強調。「サミットの開催地として伊勢志摩は注目されている。全国から来場者を呼べるよう広報に努めたい」と語った。

 イベントに先立ち、鈴木英敬知事と広島県の湯英彦知事の懇談会があり、菓子博イベントにも参加。三重県内の高校生がレシピを作った洋菓子を試食し、生徒らと歓談した。

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