「日本学生科学賞」で総理大臣賞 矢口さん(伊勢高)知事報告 セミの飛行解明で

【鈴木知事(手前)に研究内容を説明する矢口さん=県庁で】

【鈴木知事(手前)に研究内容を説明する矢口さん=県庁で】

 日本で最も伝統のある中学生と高校生のための科学自由研究コンテスト「第五十九回日本学生科学賞」で内閣総理大臣賞を受賞した県立伊勢高校二年の矢口太一さん(17)が十日、県庁を訪れ、鈴木英敬知事に報告した。

 矢口さんの研究内容は「セミの離陸飛行〜セミの後翅はなぜあるのか〜」。よく分かっていないセミの後ろ羽の役割を解明するため、ハイスピードカメラやビデオカメラでセミを撮影した。後ろ羽が離陸に不可欠で、飛行制御の役割を担っていると明らかにした。

 矢口さんは五月に米国で開催する「インテル国際学生科学技術フェア」に出場する。「優勝したい」と意気込み、「マサチューセッツ工科大学に進学できれば。将来は研究員として生物分野に携わり、工業分野につなげていきたい」と述べた。

 鈴木知事は「県の高校生が一番になったのは大変うれしい。受賞を機に科学・理数教育に力を入れてきたい。科学を学ぶ子どもたちの憧れの存在になるよう前に進んでいって」と激励した。