「用途は謎」 斎宮跡から敷石状遺跡 明和町

【斎宮跡から見つかった敷石状遺構(斎宮歴史博物館提供)】

【斎宮跡から見つかった敷石状遺構(斎宮歴史博物館提供)】

【多気郡】明和町竹川の斎宮歴史博物館は十四日、同町斎宮の国史跡斎宮跡から敷石状遺構が見つかったと発表した。「人為的だが、用途は謎」としている。第百八十六次の発掘調査中で、十八日から二月中旬まで発掘現場を無料で公開する。

 発掘場所は約千二百年前の平安時代初めごろに造られた碁盤目状の街区「方格地割」の中央北側。平安時代の中枢部の復元建物を整備した「さいくう平安の杜」の北隣に当たる。

 斎宮跡で敷石状遺構はほとんど確認されていない。斎宮最盛期の時期でなく、平安時代終りごろの規模を縮小した時代の遺構とみられる。他に区画道路の側溝と考えられる溝が出てきた。

 公開は雨天や土日祝日以外の午前九時―正午と午後一―同四時に実施し、担当者が随時説明する。同館では「斎宮の歴史を直接肌で感じてください」と呼び掛けている。

 また、伊勢神宮に奉仕した斎王の宮殿所在地の斎宮と伊勢神宮の関係を解き明かすシンポジウム「斎宮ナマ討論!伊勢神宮と斎宮」を二月二十七日午後一時から同三時半まで、同町斎宮のさいくう平安の杜「西脇殿」で開く。参加無料。同館職員の榎村寛之、穂積裕昌の両氏が文献史学、考古学の立場から講演し、文筆家の千種清美さんを交えて討論する。往復はがきで申し込む。締め切りは二月十三日。