三岐鉄道 独の産業遺産研究所所長 北勢線の旅楽しむ

【阿下喜駅に降り立つフーマン所長(左から2人目)ら=いなべ市北勢町阿下喜で】

【阿下喜駅に降り立つフーマン所長(左から2人目)ら=いなべ市北勢町阿下喜で】

【桑名・いなべ】ドイツの産業遺産研究所のロルフ・フーマン所長(65)ら四人が十四日、桑名市を訪れ、線路幅が狭いナローゲージ(特殊狭軌)の三岐鉄道北勢線(桑名市〜いなべ市)の列車の旅を楽しんだ。

 フーマン所長は大の鉄道マニアで、十年ほど前にも、北勢線を見に来たことがある。東京で十五日にある東京文化財研究所主催の研究会に講師として招かれ、来日。同研究所近代文化遺産研究室の中山俊介室長(57)らとともに、スケジュールの合間を縫って訪問した。

 旅の案内役を「北勢線の魅力を探る会」(近藤順子代表)の三人が務めた。一行は西桑名駅から歩いて出発し、北勢線、JR関西線、近鉄名古屋線の線路幅が異なる三種類のレールが並ぶ踏切を歩いて渡り、馬道駅から乗車。およそ一時間をかけて阿下喜駅に到着すると、駅のそばにある「軽便鉄道博物館」を見学した。

 博物館の前には、昭和六年製の木造電車「モニ220型 226号」が屋外に展示してあり、フーマン所長は「貴重な財産なので、せめて屋根をつけるなどして、みんなで大事にして後世に残していってほしい」と話していた。