志摩の安乗神社 大蛇$リり御利益 しめ縄神事に歓声

【大しめ縄を日本刀で切り落とす神事=志摩市阿児町安乗の安乗神社で】

【大しめ縄を日本刀で切り落とす神事=志摩市阿児町安乗の安乗神社で】

【志摩】大蛇に見立てたしめ縄を日本刀で断ち切る「しめ縄切り神事」が十日、志摩市阿児町安乗の安乗神社であった。地元の若者二人が刀を振り下ろし、しめ縄を切ると境内に歓声がわき起こった。

 正月納めの神事で、長さ約二十メートル、周囲約一・二メートルの大しめ縄を奇数回で切り落とすと縁起が良いとされる。

 しめ縄を切る役「カヨウ」を安乗出身の口良太さん(28)と弟の祐二さん(26)が務め、それぞれ三十五回と四十一回の奇数回で切り落とした。「一つ」「二つ」と参拝客らは太刀数を数え、「頑張れ」と声援を送った。

 口良太さんは「光栄な役目を無事果たせてうれしい」と笑顔を見せ、祐二さんは「兄弟でカヨウを担うのは神事でも初めてというので名誉に思う。緊張したが、無我夢中で刀を振った」と話していた。

 しめ縄のわらは田畑の虫よけや家内安全の御利益があるといい、見物客らが持ち帰った。