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2010/2/10(水)
 都道府県議長会と6政党 外国人参政権で意見交換
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【全国議長会と各政党との意見交換会=東京都千代田区のグランドアーク半蔵門で】
【東京】全国都道府県議会議長会(会長・金子万寿夫鹿児島県議会議長)は九日、東京都千代田区のグランドアーク半蔵門で、永住外国人の地方参政権付与問題について民主、自民、公明、共産、社民、国民新党の六党と意見交換会を開いた。民主党をはじめ四党が参政権付与に賛成を表明する中、各議長からは激しい批判や反発が相次いだ。

 永住外国人の地方参政権付与問題については、民主党が法案提出を検討。全国都道府県議長会では「地方の意見を十分聞くよう強く求める」と特別決議し、直接影響がある地方議会と政党が理解と認識を深める必要があるとして今回初めて政党との意見交換会を開催した。

 各政党を代表して、民主党の今野東副幹事長、自民党の山谷えり子参院議員、公明党の東順治副代表、共産党の井上哲参院議員、社民党の服部良一衆院議員、国民新党の亀井郁夫副代表が出席した。

 各政党からはこの案件への賛否を表明。民主、公明、共産、社民は賛成、自民、国民新党は反対の意思が示された。

 各議長との意見交換では、「平野官房長官が『地方の意見は関係ない』と言ったと報道されたが、地方の参政権を国が一方的に決めるのは違和感があり、恐怖感すら感じる。まず帰化の手続きの簡素化などを行うべきだ」(宮城県)との指摘が出た。

 これに対し、今野氏(民主)は「(平野氏の意見は)民主党の意見ではない。地方の意見は大事だと思う」と強調。参政権でなく、帰化条件などの緩和で対応すべきとの意見には、「国籍を選ぶのは個人の判断。それと住民の権利とは別だ」(共産・井上氏)、「自分の生まれた国へのつながりを持ちながら外国の町で暮らし、愛着を持つのは当然」(公明・東氏)などの意見が出た。また社民の服部氏は「地方自治を国防の問題に飛躍させるべきでない」とした。

 一方、自民の山谷氏は、永住外国人への地方参政権について「外国政府の介入を招く」とし、「これは国防にかかわる問題。国益や領土問題、安全保障などで大きな問題がある」と反発。国民新党の亀井氏も「鳩山内閣の一角に大臣を輩出しているので閣法で出すことはできない。永住外国人には帰化してもらえばいい」と反対し、約千四百自治体から賛成の意見書が出されている件では、「この問題は地方の問題。地方にはよく考えて対応してほしい」と注文した。

 議長会の約九割が自民党議長とあって、相次ぎ発言した茨城県や高知県、島根県議会議長からは、いずれも参政権付与に強い反対と懸念が示された。また会場に駆け付けた各議会関係者からも、政党の賛成意見に対し激しいヤジや怒声が浴びせられた。

 議長から反対の意見が相次いだこともあり、最後に司会者から「賛成の立場の意見はあるか」との問いに勢いよく手を上げたのが三谷哲央議長。三谷氏は「住民を代表する議会として、その地域に住む住民の声や意見を受け止めるのは重要」と強調。「山谷さんの話を聞いていると、純血主義の極論と感じる。逆に外国に住む日本人に参政権が与えられていることをどう思うのか」と質問したが、時間の都合で打ち切られた。

 会場には、三重県議会からも各会派を代表して萩野虔一氏(新政みえ)、貝増吉郎氏(自民みらい)、萩原量吉氏(共産)、中川康洋氏(公明)が出席した。

 終了後、三谷議長は「県議会は平成七年に賛成の意見書を可決している。なかなか当ててもらえなかったが、最後に議長会も反対意見ばかりではないと示せて良かった」とした。中川氏は公明、共産が賛成していることに絡んで、「萩原さんと初めて一緒になって拍手をした」と述べた。


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