平和への行動は、まず知ることから

8月15日、終戦記念日。今年も全国戦没者追悼式に参列。今年は平成最後で、天皇皇后両陛下が最後のご臨席となります。戦争で亡くなられた方々、深い傷を負われた方々、そのご家族の皆様―などの計り知れない思いがあってこそ、われわれ今を生きる者が、昭和から平成へと続く平和を享受できていることをしっかりと胸に刻まなければなりません。

同時に、この日は、私の44歳の誕生日。たくさんのお祝いメッセージをいただきました。小学校低学年の頃、この日について、夏休み中で同級生等に祝ってもらえず、「楽しくないなあ」とくらいにしか感じていなかったように思います。当時、戦争や平和について、あまり知らなかったのだと思います。

小学校高学年くらいからでしょうか、年齢を重ね、自分が終戦記念日に生まれたことを意識しはじめ、広島平和記念公園、原爆ドーム、長崎原爆資料館、沖縄のひめゆりの塔等々、戦争の悲惨さを伝えるたくさんの場所も訪れ、さまざまな経験から、この気持ちは変化していきました。

先の大戦では、三重県でも、桑名・四日市・津・宇治山田で激しい空襲を受け、県民の方の命もたくさん奪われ、三重県出身の軍人等の戦没者の方も合わせれば、約5万人の県民の尊い命が犠牲となりました。

「知る」ことが「変わる」ための一歩。知ることで感じ方が変わり、そして行動が変わります。平和を引き継ぐ行動を起こしてもらうため、この夏、子どもたちには、まず知ることから始めてほしいと心から願います。

鈴木英敬
鈴木英敬

すずき・えいけい 昭和49年生まれ。子どもの家庭養育推進官民協議会会長。イクメン オブ ザ イヤー2015受賞、ベスト・ファーザー イエローリボン賞受賞(平成28年)。6歳の長男、2歳の長女の父。