沢村栄治の像 故郷伊勢に 近鉄宇治山田駅前設置

【宇治山田駅前に設置される沢村栄治のブロンズ像(沢村栄治顕彰会提供)】

【伊勢】プロ野球草創期に活躍した名投手で、三重県伊勢市出身の沢村栄治(1917―44年)のブロンズ像が今月、同市の近鉄宇治山田駅前に設置される。30日に除幕式が開かれる予定。

ブロンズ像は、沢村の等身大で高さ1.7メートル。左足を高々と上げる豪快な投球フォームをかたどった。

沢村の功績を後世に伝えようと、地元有志でつくるNPO法人「沢村栄治顕彰会」が平成28年から像制作のための募金を募り、約320の個人と団体から約420万円が集まった。富山県高岡市の鋳物メーカーに制作を依頼し、このほど完成。市に寄贈する形で駅前に設置する。除幕式には、愛媛県在住の沢村の長女らも出席する予定。

顕彰会の牧戸福司理事長(69)は「像を建てるのは長年の夢だった。沢村は第二次世界大戦で戦死した。像には故郷の偉人を伝えたい思いと、平和への願いを込めた」と話している。