動物園無料の年間パス発行 医食同源みえ運営「五桂池ふるさと村」 来月リニューアル

【五桂池ふるさと村の年間グランドパスを示す松浦代表理事】

【多気郡】多気町五桂の「五桂池ふるさと村」を指定管理者として新たに運営する一般社団法人「医食同源みえ」(津市大門)の代表理事を務める松浦信男万協製薬社長(57)は17日、来月一日からのリニューアルオープンに伴い「年間グランドパス」を発行すると発表した。年間30万人の集客と初年度黒字を目指す。

ふるさと村は昭和59年に同町が施設を造り、地元の五桂区が運営してきた。相可高校の高校生レストラン「まごの店」や農産物販売の「おばあちゃんの店」、小動物と触れ合える動物園、バーベキューと宿泊ロッジが並ぶ。イチゴ狩りやキノコ狩り、ミカン狩りを楽しめ、年間25万人の来場者がある。従業員約20人。

近隣に同様の施設が複数誕生した影響で来訪者が減り、赤字が続いて同区での運営が難しくなったため、同町が今年2月に指定管理者を募集した。

医食同源みえは平成22年に立ち上げ、文化事業やイベントを開いてきた。松浦代表理事は同町商工会と同町観光協会の会長を務め、自社工場がある同町五桂に住んでいる。町の観光を盛り上げようと応募した。指定管理料はゼロ円。

年間パスは動物園の入園無料など村内でのサービスで特典がある。大人1万円、65歳以上8千円、三歳から小学生5千円で、同町民は千円引き。年間千枚の発行が目標。

ふるさと村の前に広がる県内最大のため池、五桂池での釣りにも着目。遊漁料として日券(4月―10月末は300円)・シーズン券(2千円)・年券(3千円)を設定した。9月8日には第一回バス釣り大会を開く。

昨年12月に閉店した村内の「ふるさと食堂」は先月27日、松阪鶏焼き肉店として再開させた。

松浦代表理事は「赤字の中古施設だが思わず手を出した」「来年秋には近くに総合リゾート『アクアイグニス多気』が開業し、様変わりする」と述べ、「農福連携など平日に来る仕掛けをつくりたい」と意気込んだ。