市の補助金で発行の商品券使わず換金、242万円不当取得 熊野市商店街連合の2業者

【謝罪する熊野市商店連合会の関係者ら=熊野市役所で】

【熊野】熊野市の商店などでつくる市商店連合会は17日、加盟する2業者が、市の補助金を得て同会が発行している「レインボー商品券」を使って不正をしていたと発表した。商品券の購入と換金を繰り返し、約242万円の差額を不当に得ていた。

同会によると、商品券は1万円の購入につき、1万1000円分の商品を購入できる。2業者は同会から購入した商品券を使用せずに換金し、この差額を得ていた。不当に得た額は、平成27年度から30年度の間で241万9282円に上る。

同会から委託を受けて商品券の換金をしていた熊野商工会議所の職員が昨年7月、何度も換金に訪れる事業所を不審に思ったことが発覚のきっかけ。商品券に記載された番号を確認したところ、2業者が購入した商品券と換金した商品券が一致したという。

2業者は同会の聞き取りに対して不正を認め、不正に受け取った全額を同会に返還した。一方、不正の動機について、2業者は何も語っていないという。同会はこれまでに約6億円分の商品券を発行し、市は約7300万円の補助金を支出している。

同会の宇城大介会長らが17日、市役所で記者会見して陳謝。宇城会長は「応援していただいている市民や市を裏切る行為で申し訳なく思う。会員への信頼を大きく損なってしまった。再発防止に取り組み、信頼を取り戻せるよう努力をしたい」と述べた。