百五銀 3月期決算、2期ぶり減収減益 本業の収入は増加

【決算を発表する渡辺副頭取=津市丸之内の百五銀行丸之内本部棟で】

【津】百五銀行(本店・三重県津市岩田)が10日に発表した平成31年3月期決算によると、単体の経常収益は前年比6・5%減の732億2500万円、純利益は1・7%減の107億6600万円となった。本業の収入は増加しているものの、前期に株の売却益や貸倒引当金の戻りが大きかった反動で、2期ぶりの減収減益となった。

貸出金の利息などが増加し、資金利益は12億7900万円増の493億8千800万円。本業のもうけを示すコア業務純益は7億5100万円増の140億7300万円となった。

3月末時点の預貯金残高は、個人と法人の預金が増え、前期末比で1547億円増の5兆651億円。貸出金残高は中小企業向けや住宅ローンの貸し出しが増加し、3397億円増の3兆4417億円となった。不良債権は2億円減の522億円となった。

32年3月期の業績予想では、外貨調達コストの増加や減価償却費の増加を見込み、単体の経常収益は3・4%減の707億円、純利益は10・8%減の96億円とした。年間配当金は9円で据え置いた。

同行丸之内本部棟で記者会見した渡辺義彦副頭取は「通常の資金利益や役務取引利益などいわゆる本業の部分での収入は増えているが、株の売却や貸倒引当金の戻りの関係で減収かつ減益になった」と説明した。