黄緑色に咲く桜 南伊勢町で「御衣黄」見頃 三重

【淡い黄緑色の花を咲かせる御衣黄桜=南伊勢町泉で】

【度会郡】三重県南伊勢町泉で遅咲きの桜「御衣黄(ぎょいこう)」が見頃を迎えている。咲き始めは黄緑色だが、次第に中心部から赤みを帯びてピンク色に変化する。

御衣黄桜は八重咲きの一種で、貴族が着ていた衣服の萌黄(もえぎ)色に似ていることが名前の由来と言われている。同区では、昭和初期に住民が区内を流れる泉川の川岸に植えた3本の御衣黄桜を接ぎ木し、少しずつ増やしてきた。

平成22年から、地元の有志らでつくる「御衣黄桜愛好会」(小田茂文会長、19人)が桜の苗木を区所有の山や休耕地に植樹。鉄柵や網を張って獣害対策をしたり、草刈りをしたりして桜の保全活動に取り組んでいる。

今年は寒さの影響で例年より1週間ほど遅い今月7日頃から開花。現在は約100本が三―四分咲きとなり、訪れた人の目を楽しませている。

小田会長(72)は「来週まで見頃が続くと思うので、花の色の変化を楽しんでもらえれば」と話していた。