高得票率は「叱咤激励」 3選の知事、初登庁あいさつ 三重

【職員(右)から花束を受け取る鈴木知事=三重県庁で】

任期満了(20日)に伴う三重県知事選で3選を果たした鈴木英敬知事が9日、初登庁した。講堂で約300人の職員を前にあいさつ。平成で最高となった自らの得票率について「職員と一緒に作った政策への評価と共に、今後への期待や叱咤激励も含まれている」とした上で「組織のあり方や仕事の進め方を未来志向で見直してほしい」と訴えた。

鈴木知事は午後1時ごろに公用車で登庁。正面玄関に集まった約300人の職員から拍手で出迎えを受けた後、職員から花束を受け取った。県選管の高木久代委員長は鈴木知事に当選証書を手渡した。

あいさつでは、新たな挑戦に向けて「学習する組織」を目指すと強調。相次ぐ不祥事の根絶に向けた思いも含まれているとして「規範意識や倫理意識を高め、信頼を回復する組織にしよう」と呼び掛けた。

その上で「指摘してもらうことは友情より尊い」という哲学者、ブライアン・マギーの言葉を引用。「『大丈夫かな』という時に無関心であったり、指摘をしないことは最も良くない」と述べた。

骨格的予算で編成した当初予算の「肉付け」と位置付ける6月補正予算編成にも言及。「先送りしたことだけでなく、選挙期間中に県民と約束したことや聞いたことをしっかり実行に移したい」と語った。

この後、当選後初の定例記者会見に臨み、初登庁の所感について「県庁のメンバーと共に、県民の信頼を回復し、県民の思いを実現するために取り組まなければならないと、気を引き締めている」と語った。

あいさつで「指摘は友情より尊い」と語ったことについては「厳しい情報がもう少し集まってきても良いと思うが、そうでない状況があると、自分への反省も込めて思う。諫言を大切にしたい」と述べた。

「学習する組織」に込めた思いについては「再発防止策の文字面を追うだけだったり、やらされ感があれば同じことが起きる。今まで以上に深く考え、具体的に行動してもらいたい」と説明した。