豪商のまち歩き、発着点に 松阪観光交流センター開館 三重

【豪商のまち松阪観光交流センターのテープカット=松阪市魚町で】

【松阪】三重県松阪市は5日、同市魚町で「豪商のまち松阪観光交流センター」の完成式を開き、まち歩きを楽しむ発着点として利用を始めた。同市観光協会(中西勉会長)が指定管理者として運営する。

現在の三井グループに発展した三井家の跡地に建ち、近くに松阪商人を代表する旧長谷川家や旧小津家が軒を連ねる。切り妻平入りの和風鉄骨造り2階建て、延べ床面積434平方メートル。約3億4000万円かけた。

1階はまちの観光案内と土産販売。関心のある言葉を入力するとお薦めの「まち歩きマップ」を作成できる端末を置いている。

2階は参宮街道のにぎわいや松阪の偉人、松阪商人をテーマにした展示と映像。江戸期の参宮街道の町並みと通行人の細密模型がある。

平成25年の旧長谷川邸の市への寄贈をきっかけに、「豪商のまち松阪」をキャッチフレーズにしたまちづくりが始まり、観光交流拠点施設の整備計画が持ち上がった。

指定管理は同センターに加え、旧長谷川治郎兵衛家(魚町)と旧小津清左衛門家(本町)、原田二郎旧宅(殿町)の計4施設。

式典で竹上真人市長は「観光拠点の運営と文化施設の利活用を一体的にしていく思い切った施策。市外県外に発信し、魅力を堪能していただく」とあいさつ。テープカットして祝った。

旧長谷川家では開館記念特別企画展「江戸店持ち木綿問屋 長谷川治郎兵衛家のあゆみ」を開催。会期は7月7日まで。入館料大人320円。小中高生160円。