社会人野球 長野、ホンダ鈴鹿入り 三重高―青学、甲子園で準V

【長野勇斗】

社会人野球のホンダ鈴鹿にこの春、青山学院大野球部の前主将で三重県松阪市出身の長野勇斗(22)が加わる。三重高3年時の2014年夏には1番打者、中堅手、主将の3つの役目を果たして甲子園で準優勝した。大阪桐蔭のエースとして甲子園の決勝で対戦した福島孝輔=同志社大=らとともに、都市対抗野球で23回の本戦出場、全国制覇の経験も持つ古豪で社会人生活のスタートを切る。

実業団選手としての一歩は既に踏み出している。鈴鹿市内の練習場に近い野球部寮に1月に入寮。3月には沖縄合宿に帯同したほか、県内大学野球チームとの交流戦に6番、右翼手で先発出場。四日市大との試合では4打数2安打とまずまずの成績を残した。

高校時代は主にリードオフマンとして活躍。大学で約10キロ増量し、長打力も磨いた。社会人になっても「チャンスを作るところや、打者を返すところはしっかりやりたい」と語り、バットでの猛アピールを誓う。

背番号は1。三重高の先輩で、今季からチームを率いる丸井健太郎監督(41)が現役時代に背負った番号だ。ホンダ鈴鹿がベスト8入りした昨年秋の日本選手権では会場の京セラドーム大阪に足を運び、応援スタンドの盛り上がりに感動すると同時に、郷土の名門の一員となる重みを実感した。

一日も早くチームの戦力になるとともに、「自分のモチベーションにしたい」とプロ入りの夢も追い続けるつもりだ。「あきらめたらだめと思うから。層の厚いこのチームで学べることを学び、選手として、一回りも二回りも大きくなりたい」と話している。