木曽岬干拓地工業団地 自動車関連設備製造「ワード」が進出第1号 三重県庁で立地協定

【協定書の内容を確認する丹後専務=三重県庁で】

自動車関連設備製造の「ワード」(本社・名古屋市、丹後浩尚社長)が三重、愛知県境の木曽岬干拓地の工業団地に進出することが19日、決まった。面積は約1万1600平方メートルで、分譲価格は2億5520万円。木曽岬干拓地の進出第1号となった。

ワードは自動車メーカー向けに製造ライン設備の設計や製造を担う。分譲地に約3600平方メートルの新工場を建設した上で、本社機能を移し、名古屋市の第2工場と愛知県弥富市の第3工場を集約する。6月に着工し、来年5月から稼働する。約40人が働く予定。

三重県庁で立地協定の締結式があり、丹後悠貴専務と鈴木英敬知事、加藤隆木曽岬町長の3人が協定内容を確認し、協定書を交わした。

丹後専務は「本社機能や工場を集約し、事業の効率化を図りたい」とあいさつ。加藤町長は「木曽岬干拓に木曽岬町の将来の発展をかけていた。立地協定を結ぶ日を迎えられて感慨もひとしお。新工場を拠点に大きく羽ばたいてほしい」と述べた。

木曽岬干拓地は国が農業用地として整備したものの、農地の需要が低下。県が県側の土地約335万平方メートルを買い取った。国との売買契約で提示された5年間の公共的な土地利用が完了したため、今年2月4日に工業用地約12万平方メートルの分譲を開始した。

鈴木知事は木曽岬干拓地の工業団地について「周辺に伊勢湾岸自動車道や新名神高速道路があるなど交通アクセスの良さが売り」と説明。分譲開始以降、複数の企業から応募があったと明かした上で「これから立地の実現につなげたい」と語った。