両陛下、来月17日に伊勢 「神宮に親謁の儀」日程発表 勅使ら陛下退位を報告 三重

【参道を進む黒田祭主(中央)=伊勢神宮内宮で】

【伊勢】4月30日の天皇陛下の退位を前に、宮内庁は15日、天皇皇后両陛下が伊勢神宮を参拝される4月18日の「神宮に親謁の儀」の日程の詳細を発表した。両陛下は17―19日、三重県内に滞在する。

宮内庁によると、両陛下は4月17日午後、皇居を出発し、この日は内宮に宿泊する。18日は午前に外宮、午後に内宮を参拝する「神宮に親謁の儀」の後、志摩市へ向かい、志摩観光ホテルに宿泊する。最終日の19日は午前中に賢島駅を出発し、午後に皇居へ戻る。

また、伊勢市の伊勢神宮では3月15日、勅使が伊勢神宮に天皇陛下の退位を報告する「退位及びその期日奉告祭」があった。勅使や黒田清子祭主、小松揮世久大宮司らが参道を進み、勅使が正殿で天皇陛下の退位を報告した。
◆両陛下の行幸啓 知事が謹話発表◆
鈴木英敬知事は15日、宮内庁から来月、天皇皇后両陛下が県内に行幸啓されると発表されたのを受け、次の謹話を発表した。

天皇皇后両陛下を県にお迎えするのは、平成26年3月の神宮御参拝以来、約5年ぶりであり、天皇陛下におかれては、伊勢湾台風の被害状況を御視察いただいた皇太子殿下時代も合わせると、15回目の御来県となります。また、陛下として最後の御来県であるとともに、地方への行幸啓の機会となられます。

平成という時代の締めくくりにあたり、常に国民の安寧と幸せを祈り、国民に寄り添って歩んでいただいた陛下をお迎えできることは、私たちにとって大きな誇りであり、誠に喜びに堪えません。

先月、御在位30周年をお迎えになられた陛下の記念式典では、時折お声を震わされながら、国民に向けてお言葉を述べられるお姿や、最後まで会場の参列者に何度も手を振っていただくお姿を拝見し、私たちは感動と感謝の気持ちでいっぱいとなりました。また、平成26年の神宮式年遷宮後の御参拝や、斎宮歴史博物館などの御視察に御来県された折には、さまざまな県内事情に幅広く耳を傾けていただき、温かいお人柄とその深い御見識に一同感銘を受けました。

天皇皇后両陛下におかれましては、伊勢志摩サミットの舞台ともなり、昭和天皇も賞された志摩観光ホテルからの英虞湾を望む景色なども御満喫いただき、陽春の伊勢志摩への行幸啓が思い出深いものとなりますよう、県民の皆様と、陛下へのこれまでの感謝の気持ちや新しい元号を迎えることへの思いを一つにし、心から歓迎して、万全の体制でお待ち申し上げたいと思います。