新名神開通の観光消費 経済効果は480億円 百五総研試算 三重

【3月17日に開通する新名神高速道路の亀山JCT付近=2月21日、亀山市で】

【津】百五総合研究所(三重県津市)は13日、新名神高速道路の新四日市ジャンクション(JCT、四日市市北山町)―亀山西JCT(亀山市安坂山町)間の約22・9キロが開通した場合、観光消費で年間約480億円の経済波及効果をもたらすとの試算を示した。

新名神の新四日市JCT―亀山西JCT間は17日に開通する。並行する東名阪自動車道は渋滞が慢性化している。中日本高速道路によると、新名神の開通でその約9割が解消する見通し。大規模災害時には緊急輸送道路の役割も期待される。

試算では、宿泊業や飲食業など観光関連産業にもたらされる直接効果は約370億円。観光産業で必要になる原材料の調達で運輸・郵便などに約80億円の1次波及効果、所得の増加で消費が喚起されてさらに約30億円の2次波及効果がもたらされるとみる。

105総研の担当者は「県外から訪れる観光客の約8割は自家用車を利用している。新名神の開通と東名阪の渋滞緩和による観光誘客への期待は大きい」と分析。「観光に関連する産業は裾野が広いため、幅広い産業や雇用に大きな効果をもたらす」としている。

試算は、高速道路会社や沿線市町などで構成する「新名神・東環開通効果検討会議」の基礎データを基に推計した。