伊賀市議会 予算「否決すべき」 市は当初案修正、22日再提出へ 三重

【改修計画で紛糾する旧庁舎=伊賀市上野丸之内で】

三重県の伊賀市議会の予算常任委員会(生中正嗣委員長、23人)は13日、総額約446億7400万円の平成31年度一般会計当初予算案を、8対13の賛成少数で「否決すべき」とした。市は予算案を修正し、3月定例会最終日の22日に再提出する方針。

議員らが問題視しているのは、予算案に盛り込まれた旧庁舎を複合施設に改修する実施設計の委託料。市議会は昨年9月の本会議でも、この委託料を計上した補正予算案を賛成少数で否決していた。

市は基本設計を踏まえて委託料の積算をやり直し、昨年9月の段階より300万円ほど少ない約9200万円で今回の予算案に計上した。市の計画は複合施設オープンを「2年後の秋」としている。

しかし、13日に開かれた本会議の討論では、予算案に反対する議員から「昨年9月に否決した時と計画の内容が変わっておらず、納得できない」などの指摘が相次いだ。賛成の討論はなかった。

市は議会の理解を得るため、この委託料を予算案から削除した上で再び提出する方針。同じく議会から反対のある「忍者体験施設」の整備関連費を予算案から削除することも検討しているという。

岡本栄市長は採決の結果を受け、本紙の取材に「一事をもって万事を廃すことは理解しがたい。予算案が否決されれば重大な影響が出る。残念ながら(委託料の計上は)見送ることにした」と話した。

一方で「改修計画はしっかりと磨き上げられたものだと思っている。どのように計画を実現していくかは白紙の状態だが、委託料を見送ったことの影響を受ける市民の声を大事にしたいと思っている」と話した。