明和町 初期斎宮の宮殿域特定 高床倉庫群を発見 16日に報告会 三重

【初期斎宮発掘調査の現地説明会=明和町竹川で(斎宮歴史博物館提供)】

【多気郡】斎宮歴史博物館は16日午後1時半から、三重県明和町斎宮の「さいくう平安の杜」西脇殿で調査成果報告会「飛鳥時代の斎宮解明―初期斎宮が見えてきた!?―」を開く。斎宮成立期の飛鳥時代の斎王宮殿域が特定でき高床倉庫群が見つかった平成30年度の発掘調査の意義を語る。参加費無料。

発掘は同館南の近鉄線路付近で実施。飛鳥時代の斎宮中枢区画の北東角の掘立柱塀と、内部の大型掘立柱建物1棟が見つかった。同区画の西側隣接地では同時代の大型を含む高床倉庫計15棟を確認した。

同館は「飛鳥時代には、北から東へ約33度振れた方位で、堀立柱塀による東西約41メートル、南北約55メートル以上の方形区画が存在し、その西側隣接地には、方形区画の方位に合わせた向きの大型高床倉庫群が整然と建ち並ぶことが判明した」としている。

調査成果報告会は講座「さいくう西脇殿歴史フォーラム」の第5回として開催。発掘に当たった同館調査研究課の3人が報告し討論する。