6次産業アワード 小林農産(明和町)に奨励賞 三重

【自社の取り組みを紹介する小林社長(左)=都内で】

農林水産業の優れた取り組みをたたえる「6次産業化アワード」の優良事例表彰式が5日、東京都内で開かれ、三重県内からは多気郡明和町の「小林農産」が奨励賞のICT技術活用賞に選ばれた。

同社は米の生産だけでは経営の将来に不安を感じ、付加価値をつけて利益を上げようと、杵つき餅の製造・販売を平成24年から始めた。米の栽培では、自社で機械管理用のスマホ用アプリを開発するなどICTを活用して、効率化をはかり、従業員の経験に左右されない安定した品質の米生産を実現させた。

杵つき餅は無添加にこだわり、醤油味や濃いよもぎ味など多くの種類を開発。賞味期限も2週間から1年に延ばすなど改良すると、消費者から雑煮にしてもどろっとせずコシがある餅でおいしいと好評で、順調に売り上げを伸ばしている。

同社の小林秀行社長は「評価されうれしい。賞を励みに、今後も効率化を図るなどし事業を拡大していき、もうかる農業というイメージを定着させ、雇用の創出に尽力していきたい」と喜んだ。今後の展開を「アスリート向けやダイエット効果のある餅といった、高タンパクで効率的にエネルギーになる餅の開発に取り組んでいく」と話した。