「もっとバイオ多気」設立 町とユーグレナ、中部プラントサービス 3者協定 三重

【握手する(右から)久保町長、出雲社長、伴社長=多気町役場で】

【多気郡】ミドリムシ(ユーグレナ)を培養して機能性食品や化粧品を開発する「ユーグレナ」(東京都港区)は1日、三重県多気町と同町西山の木質バイオマス発電所「多気バイオパワー」を運営する中部プラントサービス(名古屋市熱田区)と、共同事業体「もっとバイオ多気」の設立協定を結んだ。ミドリムシを餌にした魚介類養殖など新たな多気ブランドの開発に3年間取り組む。

間伐材を燃やす火力発電の多気バイオパワーは、平成28年に稼働。両社と町、県は同年に協定を結び、発電所で発生する二酸化炭素やボイラー温水を隣のユーグレナ培養設備に提供し、「バイオ燃料用藻類生産実証プロジェクト」を進めてきた。3年間のプロジェクト期間で低コスト大量生産の方法を確かめ、昨年10月に神奈川県横浜市鶴見区に実証プラントを立ち上げた。

共同事業ではミドリムシから油を取って残ったタンパク質を餌として活用する。沖縄県の竹富島で車エビを養殖しているユーグレナ社のノウハウを生かす。

町役場で締結式があり、ユーグレナ社の出雲充社長と中部プラントサービスの伴鋼造社長、久保行央町長が協定書に調印。

出雲社長は「町にある未利用の資源を使ってオリジナリティーあふれる研究開発を強力に推進する」と意気込み、久保町長は「これから役立つ事業。大いに期待している」と述べた。