三重県内1月求人倍率、1.76倍 27年8カ月ぶり高水準

三重労働局が1日に発表した1月の県内有効求人倍率(季節調整値)は、前月を0・05ポイント上回る1・76倍で、バブル後期の平成3年5月以来、27年8カ月ぶりの高水準となった。雇用情勢は「引き続き改善する中、求人が求職を大幅に上回って推移している」と5カ月連続で判断した。

有効求人倍率は昨年2―12月まで、1・69―1・72倍の間で増減を繰り返していたが、大幅に上昇した。今春の大型連休(GW)に備えた宿泊施設からの求人や新名神高速道路の開通に向けた鈴鹿パーキングエリア(PA)からの求人が重なったため。

有効求人倍率の全国順位は前回から2つ上がり12位。有効求人数は前月比1・9%(758人)増の4万180人、有効求職者数は1・2%(274人)減の2万2803人。新規求人倍率は2・61倍で、前月を0・22ポイント上回った。

産業別では、宿泊業・飲食サービス業(前年同月比25・2%増)やサービス業(3・0%増)、公務・その他(81・3%増)の新規求人の増加が目立った。製造業は18・1%増の2288人だった。県内に9カ所ある安定所のうち7カ所で前年同月を上回った。

下角圭司局長は「宿泊業や飲食業で新しい求人があったため求人倍率が大きく伸びた」と分析。「新しい求人がまとまってこない限りは横ばいになる可能性が高く、求人倍率が大きく増えることはない」との見通しを示した。