三交タクシー津から撤退 労組が存続求める署名提出 三重

【記者会見で津営業所の存続を訴える野口分会長(左)ら=三重県庁で】

三交タクシーが津営業所(三重県津市)の廃止を決めたことに対し、営業所の労働者らでつくる「三交タクシーユニオン」は21日、営業所の存続を求める1549人分の署名を同社などに提出した。

同社は津営業所を3月10日で廃止し、市内から撤退する。本社は四日市市に移転する予定。労働者は四日市営業所(同市)と桑名営業所(桑名市)に異動させる。志摩事業所(志摩市)も廃止する。

組合は営業所の廃止に反発。1月19日から2月21日にかけて、津市内などで存続を求める署名を集めた。存続に向けて組合と協議する場を設けるよう求める要望書も署名と共に提出した。

県庁で記者会見した野口薫分会長らは「組合に何ら相談なく、一方的に営業所の廃止が言い渡された」と指摘。「そもそも長時間労働のタクシー運転手にとって遠方への人事異動は大きな負担」と訴えた。

同社の長野成司社長は取材に「自動運転やライドシェアなど将来的な環境変化を見据えた経営基盤の強化として廃止を決めた」と説明。「津営業所は赤字の状況。従業員の雇用継続を第一に考えた」と話した。