「しっかりやれば花が咲く」 野球解説者の山本昌氏 「野球を通じての組織論」語る 三重

【講演する山本昌氏=四日市市安島で】

【四日市】明治安田生命四日市支社(福谷充広支社長)主催のビジネス交流会「三重倶楽部」が12日、四日市市安島の四日市都ホテルで開かれ、野球解説者の山本昌氏が「野球を通じての組織論」と題して講演した。同氏は昭和59年に日大藤沢高からドラフト5位で中日ドラゴンズに入団し、平成27年に史上初の50歳での登板を最後に引退するまで32年間ドラゴンズ一筋で活躍し、最年長でのノーヒットノーラン、200勝達成など数々の大記録を達成した。

同氏は「長く続けられたのは、人生の転機をうまく乗り越えられたから」と強調。理由に、準備をするのが好き▽素晴らしい恩師に出会えた▽どん底の時に変わる好機があった―の3つを挙げ、①小中と補欠だったが努力を続け、主力のけがで、中学最後にエースナンバーで活躍し、強豪校から誘いを受けた②毎朝6キロのランニングを欠かさなかった結果、県高校選抜に選ばれて活躍し、プロに指名された③クビ直前の米国野球留学でスクリューボールを習得し一流選手になれた―などの体験を紹介した。

また人前などで緊張するのは「大きなことを任されているからこそ」で、緊張感から逃げずにうまく付き合うには、準備をしっかりするしかないと強調。結果に悔いがあっても過程に後悔していないのは「その場その場で努力してきたから」で、「しっかりやってきた人にはいつか必ず花が咲くので、高いモチベーションを最後まで持って進んでほしい」と締めくくった。

講演会終了後の懇親交流会には、県内外の企業、行政機関から約220人が出席。来賓の森智広四日市市長、同社の小山雅博執行役員があいさつしたほか、県産業支援センターの石垣英一会長が乾杯の音頭を取り、参加者は交流を深めていた。