地域再生大賞で奨励賞「紀北町のディーグリーン」魚の離乳食事業が好調

【賞状を受け取る東氏(右)=都内で】

地方新聞46紙と共同通信が地域づくりに挑む団体を支援しようと設けた「第九回地域再生大賞」で、県内から奨励賞に選ばれた北牟婁郡紀北町の「ディーグリーン」。ホームページなどのデザインが本業だが、地元の魚を子どもたちに食べてほしいと、4年前から離乳食事業に乗り出した。主婦らが小骨を抜くなど、ていねいに下処理した魚を調理し真空パックで発送する。料理が簡単なことや、子どもの年齢別の商品構成が人気を集める。八日に東京であった表彰式後、同社の東城社長と立花圭取締役に話を聞いた。

離乳食事業を担当する立花氏は「地元の魚屋さんや加工してくれたおばさんなど多くのサポートのおかげで受賞できうれしい、感謝したい」と感想。「SNSや都市部で料理教室を行って販路拡大に挑戦している。町の象徴である魚などを離乳食だけでなく、あらゆる世代にも食べてもらえる商品づくりをしていきたい」と今後の展望を語った。

東氏は「人口が減ってきているなか、町の元気がなかったらわれわれも残っていけない。地元には魅力ある資源や商品がたくさんある。デザインの仕事もしているので、離乳食事業で培ったノウハウをマーケティングの面などでも地域に還元し、一緒に地域を盛り上げていきたい」と述べた。

同社は今回、地元資源の開拓に貢献し、育児やネットビジネスに結び付けた事業を通じて雇用創出にも期待できる点が評価された。