三重県水泳連 水球女子T新設計画 国体視野、鈴鹿に拠点

三重県水泳連盟が女子水球チームの新設を計画している。今年の茨城国体から正式種目に採用され、2021年の三重国体でも実施される女子水球。三重国体会場の鈴鹿市を拠点に、中学生から大学生まで今春、十数人で始動し、地元国体での優勝を目指す。

県内では20年以上前、北勢地区の小学生を中心に発足した三重ウオーターポロスターズ(三重WPS)を母体にジュニア世代の水球が盛ん。中学、高校世代でも東海、全国大会で活躍している。

今年1月の全国JOCジュニアオリンピックカップ春季大会東海ブロック予選は小学生と中学生男子の部で県勢が優勝。男女17歳以下で争われる全日本ジュニア選手権東海ブロック予選も男女アベック優勝した。

男女とも大学で水球を続ける選手が増えているが、成年選手の受け皿になるようなチームが県内になかった。特に国体の水球女子は、高校生世代が対象の男子に比べ年齢制限がなく、成年世代の戦力充実が喫緊の課題となっていた。

このため県水泳連盟の主導で女子チームを新たに発足。当面三重WPS所属の女子中・高生を中心に編成。週3日程度の合同練習のほか、県外女子チームや、男子中高生らとの強化試合を行う。

小・中学チームのコーチ陣が兼務してきた指導陣も再構築。専属スタッフを新たに設け、初代監督に四中工高、日体大OBで、現役時代年代別日本代表を経験し、指導者としても学習院大の男子水球チームコーチなど務めた太田育臣さんを据えた。

今年秋の茨城国体はベスト4を目指す。いなべ市出身で、2016年、18年アジアジュニア日本代表の岩野夏帆さん(秀明大)ら大学生選手も合流する予定だ。茨城国体のプレ大会として昨年9月、石川県で開かれた全国女子水球都道府県対抗戦では12チーム中5位につけた。

トップアスリートに県内の就職先を紹介する県体育協会の就職支援システムも活用し、県内出身者にこだわらず有力選手の呼び込みにつなげたい考え。県水泳連盟の松浦靖郎水球副委員長は「三重国体の優勝が第一の目標だが、オリンピック、世界水泳なども見据え、日本代表の受け皿となるチームを目指したい」と話している。