「人の育成に原則ない」 三重中央会 ダイヤ精機諏訪代表が講演

【講演する諏訪氏=津市羽所町のホテルグリーンパーク津で】

【津】日本政策金融公庫津支店は23日、三重県津市羽所町のホテルグリーンパーク津で県内の経営者が交流する「三重中公会」の新年例会を開いた。著書がドラマの原作になったダイヤ精機(東京都大田区)代表の諏訪貴子氏(47)が経営者60人を前に「町工場初!二代目社長の経営改革と人財育成」と題して講演し、「人の育成に原理原則はない。一人一人に合った教え方を」と訴えた。

諏訪氏は父親の急逝で家業の町工場を継ぎ、①意識改革②チャレンジ③維持継続発展―の三年計画で改革をまとめた経緯を紹介。「『改革』の名の下に生まれ変わったと社員に思わせることが大事」と述べた。

若手の人材確保と定着の取り組みとして、入社後1カ月間社長と交換日記をする制度に触れ、「文字と文章は人を表す。持っている能力を成長させ一人一人に合った教え方を作り上げていく」とコミュニケーションの大切さを強調した。

リーマン・ショックの大打撃から「会社の名前を売ろう」とさまざまな賞に挑戦し、「ウーマンオブザイヤー2013」の受賞で大いに注目を浴びたと話し、「自分たちでチャレンジ精神をもってやっていかないと」と呼び掛けた。