熱湯浴び無病息災願う 伊勢の栄野神社、神事に300人 三重

【熱湯に浸したクマザサを勢いよく振り、参列者に湯玉を浴びせる金子宮司(左)=伊勢市二見町江の栄野神社で】

【伊勢】三重県伊勢市二見町江の栄野神社で14日、煮えたぎる湯を振り注ぎ、参列者をはらい清める「湯立神事」があり、約300人の氏子や住民らが一年間の無病息災を願った。

同神社は二見興玉神社の飛地境内社で、毎年1月14日の例祭に合わせて同神事を営んでいる。熱湯を浴びて心身を浄化し、困難や苦痛を意味する熱さを克服してご利益を得る故事に由来しているという。

参列者や氏子らをおはらいした後、舞女が「湯立舞」を披露。金子清郎宮司と神職3人が、神の力が宿るとされるクマザサを大釜の中の煮えたぎった湯に浸し、参列者の頭上に勢いよく振り注いだ。

神事で使ったクマザサは無病息災のご利益があるといわれ、参列した全員に配布された。

同市二俣の三浦靖代さん(73)は「熱かったけどありがたかった。今年も頑張ろうと思った」と話した。