三重・藤田が8人抜き快走 憧れの都大路、声援も後押し 全国都道府県対抗女子駅伝

【三重県の3区澤井風月から4区藤田愛子にタスキが渡る=京都市内で】

三重県チームは4区を担当した白鴎大4年の藤田愛子が8人抜き。人生初の都大路で、36位で受け取ったタスキを一時28位に押し上げる健闘を見せた。

3区の中学生、澤井風月から、10秒差以内に三重を含め8チームがひしめく位置でタスキを受け取った。「いい位置でタスキを持って来てくれた」。勢いよく駆け出すと「1つでも良い順位でタスキを渡したい」。前を走る走者を次々と抜き去った。

「(都大路は)ずっと憧れていた場所。沿道の声援が自分の力をさらに引き出してくれた」。レースを終え、県チーム待機所に戻ると仲間からねぎらいの声に笑顔を見せた。

四日市商高3年で、駅伝チーム主将を務めていた4年前、5年ぶりの全国高校駅伝出場を決めるも、自らは都大路の出走メンバーから漏れた。チームをまとめることに精いっぱいで「自分を見失っていた」。

駅伝チーム主将を再び任された大学4年目は、練習との両立ができていた。主将の自覚を感じながら走り込むことでむしろ記録が伸びた。5000メートルで16分30秒台の自己ベスト更新にも成功した。

大学卒業後も実業団で陸上を続けることが決まっている。自分の好きな長距離走を納得の行くまで続けることが今の目標だ。「都道府県駅伝も毎年出場することができたら」と声を弾ませていた。