校長が出張旅費不正受給 17件で2万2770円、三重県教委が処分検討

【記者会見で出張旅費の不正受給を発表し、陳謝する県教委の担当者ら=県庁で】

三重県教委は11日、県立かがやき特別支援学校(津市大里窪田町)の東直也校長(59)が出張旅費を不正に受け取ったと発表した。実際には行かなかった出張で旅費を請求するなどし、平成27年11月から昨年10月にかけて17件の2万2770円を不正に受給。東校長は「罪悪感はあったが、これぐらいなら良いと思った」と話しているという。県教委は東校長の処分を検討する方針。

県教委によると、学校関係者が昨年10月、県教委に情報を提供して発覚。県教委が過去5年の出張を調べると、特別支援学校伊賀つばさ学園(名張市美旗町)の校長時代を含む計17件の不正受給が見つかった。

うち五件は、事前に計画しつつも実際には行かなかった出張の旅費を請求していた。出張の出発先や帰着先を「学校」とすべきところを「自宅」と偽り、実際より多くの旅費を受け取ったケースもあった。

東校長は特別支援学校の教諭として昭和60年4月に採用され、平成30年4月から現職。不正に受け取った出張旅費は全額を県教委に返金した。七日から病気休暇を取得しているという。

東校長は県教委の聞き取りに対し、不正に受給した出張旅費を「小遣いの足しにした」と説明。「これぐらいの金額なら出張の取り消しや修正をしなくても良いと思った」と話しているという。

県教委の梅村和弘次長は記者会見で「職員らを監督する立場にある校長の行為が学校教育への信頼を著しく損なった」と陳謝。告発については「不正を認めて全額を返還したため、考えていない」と述べた。