津市 雨水対策に100億円 来年度から10年間 市内14カ所で 三重

【記者会見に臨む前葉市長=津市役所で】

【津】三重県の前葉泰幸津市長は9日の定例記者会見で、来年度からの10年間で約100億円をかけて市内14カ所の雨水対策に乗り出すと発表した。来年度予算には約8億3500万円を計上し、雨水ポンプ場の整備や使われていないため池の洪水調整池への転用を進める。

市は雨水を放水する河川改修には相当の期間が必要と判断。国や県の河川改修を待たずに排水対策を進めるため、平成31年度から10年間で取り組む市雨水管理総合計画を29年度に策定。計画の中で、沿岸部を中心に市内14カ所を重点対策地区に指定した。

雨水管理総合計画に基づき、来年度は国の交付金を活用して約8億3500万円を来年度予算に盛り込む。高茶屋の浸水被害を軽減するため天神ポンプ場(同市高茶屋小森上野町)を新設するほか、使われていない農業用ため池を改修し、洪水調整池に転用する。

前葉市長は「県や国の河川改修を待っていても内水域の浸水対策がなかなか進まない」と指摘。「市の雨水対策を来年度から強化し、予算に盛り込む」と述べ、年間10億円くらいをベースに雨水対策事業を毎年進めていく考えを示した。