松阪 オムロン建て替え 海外4拠点のマザー工場に 三重

【松阪】家庭用血圧計で世界トップシェアの「オムロン ヘルスケア」(京都府向日市)は三重県松阪市久保町の松阪事業所を建て替え増設するため8日、同市役所で同市と工場立地協定を締結した。研究開発機能を備えた「マザー工場」としてモデルラインを構築し、中国・大連市など海外生産の4拠点に展開していく。

新工場は敷地面積約2万4千平方メートル、延べ床面積約9600平方メートルの鉄骨造り3階建て。約2千平方メートルを実験室に充て、医療・健康機器生産の自動化や精密加工技術、品質管理の高度化に取り組む。

約24億円かけ、来年3月に操業予定。従業員数は現在と同じ450人。

萩野勲社長は「血圧計を小型化して測りやすくするなど新たな挑戦をしていく。進化に向けての拠点として強めていきたい」と抱負を語った。

竹上真人市長は「生産拠点のほとんどが海外シフトしていく中、撤退するのではなく、従業員の生活を守るためコールセンターに切り替え、今回は現地での建て替え。地域とのつながりを本当に大事にしていただいている」と歓迎した。