三重県警本部で仕事始め式 安全安心の実現へ 本部長が訓示

【仕事始め式で訓示する難波本部長=津市の三重県警本部で】

三重県警の難波健太本部長は7日、津市栄町一丁目の県警本部で仕事始め式に臨み、本部勤務の警察職員ら約200人を前に、「特に『正しく』に示されるコンプライアンス、基本に忠実な職務執行を徹底し、『強く』、『温かく』職務に精励していただきたい」と訓示した。

難波本部長は昨年を振り返り、皇太子殿下の高校総体御臨場等に伴う大規模警衛警備完遂や、鈴鹿市稲生塩屋一丁目地内における殺人事件、亀山市職員らによる市指定文化財修理工事に係る贈収賄事件の検挙などに触れ、「力強い姿を示すことができた」と述べた。

治安情勢については過去最高の被害額となる特殊詐欺事件の発生や子供や女性が被害者となる性犯罪の増加など、「厳しい状況が続いた」とし、交通情勢についても、「交通事故死者数が一昨年に次いで統計史上2番目に少なくなるなど、一定の成果を上げたが、人口10万人当たりの死者数は全国ワースト3位となり、憂慮すべき状況」とした。

基本方針に掲げた「県民と共に築く安全で安心な三重」の実現」に向けて、犯罪抑止対策の推進と検挙の徹底▽交通死亡事故等抑止対策の推進▽テロの未然防止に向けた対策と大規模災害等緊急事態に備えた対策の推進―の3点を重点項目に挙げ、「強い使命感と高い規律を保持し、その能力を最大限に発揮していただきたい」と呼びかけた。